2009年6月10日水曜日

比較

梅雨入りを実感させられる今日の天候。あー 日本の雨季が始まった。

ジメジメした夏しか経験したことが無かった昔、カラッとした暑さというものは知る由もなく、夏の暑さはこういうものだと思っていた。しかし、夏でも湿度が少なく日差しの強さで温度が上がる国で生活してみると日本のジメジメという言葉が身にしみて解りますね。


さてさて本日の神戸新聞に『禁煙で人生をかえよう 騙されている日本の喫煙者』(エピック社)を出版した長尾和宏さんの記事があった。

多くの肺の病気がタバコが原因であることが多いと感じ、喫煙の怖さを訴え、高校生へも講演している。講演後生徒から、ではなぜそのタバコを国が許可しているのか?の問いに窮したことも。本書では、「喫煙者も非喫煙者も国にだまされている」と主張し、タバコをめぐる国内事情にも言及などの記事内容である。是非この本読んでみたい。


私も著書と同じく、以前は喫煙者であったし、吸いたい人の気持ちもわかる。タバコの嫌いな人に副流煙とニオイを与えず、大人のマナーが守れるならやってもらってもいいと考える。

私自身、たばこをふかしている姿がカッコいいと思ってはじめたが、体に害という知識はあっても、症状を実感しているワケではないし、まわりほとんどが喫煙者の中にいたのでやめる理由も見つけられず・・・ 続けていた。しかーし、そんな私も非喫煙者になって数年にもなる。タバコから開放されて良かったと思う。

やめたいのにタバコをやめるめれないのは、ニコチンという薬物中毒なのである。ニコチンという薬物から開放されるのは並大抵のことではない。身にしみて体験した。
今は医療機関で薬を処方してもらって禁煙ができます。禁煙お考えの方は禁煙外来、是非トライして欲しい。

禁煙してからアラン・カーの『禁煙セラピー』を読むこともお勧めする。実際僕も、禁煙してからこの本に出会い内容がより深く理解できた。喫煙中にこの本を読んでもおそらく辞めれなかったかもしれない。けどこの本のおかげでもう2度と喫煙を再開し、ニコチンの奴隷になることはない。


今私の周りで、昔に比べ間違いなく喫煙者は減っている。

健康面や経済面、禁煙啓発CMの浸透など事情はどうであれ、みなさんの意識は確実に変わってきている。

それゆえ禁煙啓発キャンペーンや関連書籍や今日のような記事には感謝したい。この流れが無ければ、今も喫煙率がグンと高いのかもしれない。


今の政治の体質って、害があるのを解りつつ喫煙を続ける人の風潮やニコチン依存に、似てやしないだろうか?


物事を比較できる情報はまず必要である。そして、その情報を中立に見るポジションに立たせない薬物の除去もまた重要である。

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